皆さま、こんにちは。リハビリテーション部主任の栗本です。
股関節は骨盤と下肢のつなぎ目であり、体重の重みがかかる関節です。
特に歩く時は、片足に重みがかかるためさらに負荷が高くなります。
通常の歩行時には、体重の3~4.5倍、ジョギング時には体重の4~5倍、階段の上り下りには体重の6.2~8.7倍という負荷がかかります。
例えば、体重70kgの人なら、歩くだけで股関節にかかる負荷は210~315kgにもなるのです。
体重が重ければ重いほど、股関節にかかる負荷が高くなります。
日常生活を送る上で体重が重いまま歩き続け変形性股関節症が進んでいくと、痛みや関節可動域制限が進んでいきます。
適切な体重管理を心掛けることは股関節に痛みのある方には大切なことです。
減量には食事と運動が基本ですが
関節内に痛みがあり積極的に運動出来ない場合もあります。
そうした方には、プールでの運動がおすすめです。
しかし、簡単にはじめられない方もいると思います。
そうした方には、体の歪みを正し筋肉をしっかりと使うことで基礎代謝を上げることも一つの方法と思います。
股関節と骨盤は繋がっており、股関節に痛みのある方は骨盤が歪み、股関節や骨盤まわりの筋肉がかたまっている方が多いです。
そのため、痛みが強い人ほど歪みも大きいですが、歪みを正すことで股関節にも影響を及ぼします。
次回は、骨盤の歪みについて載せていきたいと思います。
最後まで読んでいただきありがとうございますm(._.)m