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人工股関節置換術

人工股関節置換術

治療法には大きく分けて次「保存的治療」と「手術的治療法」の2つがあります。

人工股関節置換術

人工股関節置換術=Total Hip Arthroplasty(THA)とは傷ついた股関節(足の付け根)を取り除き、人工の関節に置き換える手術法です。

1960年初頭、Sir John Charnley (チャンリーまたはチャンレー)が金属とポリエチレンを組み合わせた摩耗の少ない人工股関節を導入したのが始まりです。進行期股関節症~末期股関節症の場合に用いられ、除痛効果が高く、関節機能が温存されます。短所として、脱臼(関節が外れる)・感染・弛みによる再置換術(再手術)の可能性があります。

人工股関節は、大腿骨側(太もも)と骨盤側に入れる4つのパーツ(部品)から形成されております。

1.ステム:大腿骨側(太もも)に入る
2.骨頭:大腿骨の頭の部分
3.ポリエチレン:軟骨の役目=クッション
4.カップ:骨盤側に入る

4つのパーツが一体化することにより、スムーズな関節運動が可能となります。
4つのパーツには、いくつもの種類があり患者様の症例にあわせて組み合わせていきます。

人工股関節置換術は、主に軟骨がすり減って骨が変形してしまう、変形性股関節症の患者様に対して行われます。
股関節の病気自体、整形外科の対象疾患の1%以下に過ぎませんが、大腿骨頭壊死症、関節リウマチなどの疾患による股関節の障害の治療にも行われ、世界中で年間およそ50万件行われています。
最近のデータによると、日本でも年間約6万件行われています。今後日本において更なる発展が期待できます。

㈱矢野経済研究所「2020年版メディカルバイオニクス(人工臓器)市場の中期予測と参入企業の徹底分析」

最小侵襲手術(Minimally Invasive Surgery=MIS)を用いることにより、近年劇的に手術時間は短縮されています。術後の回復も早く、だいたい10日前後で退院できます。早い場合ですと4日で退院される方もいます。