入院期間、費用について
入院期間
入院は基本的に前日で入院期間は10〜14日です。
手術翌日からリハビリを開始します。
費用
全て保険診療での治療が行えます。片側の手術を行った場合、入院治療費は3割負担でおよそ55万円(税込)前後、両側同時に手術を行った場合は100万円(税込)前後です。
入院治療費は、高額療養費の申請手続きをしていただくと、保険診療適用分に関しましては約10〜26万円(税込)です。
また、多くの生命保険・医療保険で手術給付金の対象となっています。詳しくは当院受付までご相談ください。
各種医療制度について
身体障害者手帳
人工股関節置換術を受けると、片側の場合4級、両側の場合は3級の身体障害者手帳が取得可能です。
申請を希望される方は、各市区町村の障害担当窓口より身体障害者手帳診断書・意見書を入手ください。
入院後に当院事務担当まで提出ください。申請には、身体障害者手帳診断書・意見書のほか、写真(縦4センチ×横3センチ)や印鑑が必要になります。
詳細については、各市町村の障害担当窓口にご確認ください。
※H26年3月31日までは人工股関節置換術を受けると片側で身体障害者4級、両側で3級に該当するとされていましたが、H26年4月1日より認定基準が変わりました。当院(東京ヒップジョイントクリニック)では、術後の経過が安定した時点での可動域・筋力・日常生活動作から総合的に判定することになりました。
厚生労働省からのお知らせ
肢体不自由における人工関節等置換者の障害認定基準の見直しについて
肢体不自由の障害認定基準では人工骨頭または人工関節の置換術を行った方(以下、人工関節等置換者)は、股関節および膝関節については一律4級、足関節については一律5級としてきました。しかし、医療技術の進歩により、社会生活に大きな支障がない程度に日常生活能力(ADL)が改善している方が多いことから、この障害認定基準を見直し、術後の障害の状態を評価し、股関節・膝関節では「4級、5級、7級、非該当」、足関節では「5級、6級、7級、非該当」
高額医療制度
人工股関節置換術は高額療養費の対象となります。
70歳未満の患者様はあらかじめご加入の健康保険・国⺠健康保険に申請し「限度額適用認定証」を入院時にお持ちください。
詳細な手続きはご加入の健康保険・国⺠健康保険へお問い合わせください。
指定難病医療費助成制度
指定難病の診断を受けた患者さんの負担を軽減するため、医療費などの自己負担に上限を設けた制度です。
特定難病の医療費補助を受けるためには、「医療受給者証」が必要です。対象となっている疾病と診断された場合、臨床調査個人票(診断書)と必要書類を合わせて都道府県窓口に医療費助成申請を行いますが、申請窓口は都道府県によって異なりますので、詳しくは所在地の保健所などへお問い合わせください。
介護保険
65歳以上で介護が必要になった方が申請により要介護認定を受けることで、介護サービスが利用できる制度です。
また、40歳以上65歳未満でも「両側の膝関節または股関節に著しい変形を伴う変形性関節症」等、国が定めた16の特定疾病と診断された方は、介護保険の申請が可能です。
介護保険の申請は、各市区町村の介護保険担当または地域包括支援センターが窓口になります。