みなさまこんにちは。理学療法士の笹原です。
今回のテーマは「股関節炎」についてです。
股関節炎とは、言葉の通り股関節に炎症が生じている状態です。
股関節炎になると、痛みによって股関節の動きが制限される、歩行が困難になるなど
日常生活に支障をきたしてしまいます。
原因は、股関節に過剰な負荷がかかることです。
変形性股関節症によって生じることもありますが、骨に異常がなく、誘因がなくても生じる場合もあります。
炎症を抑える方法としては、安静にすること!です。
しかし、日常生活を送る上で絶対安静にすることは無理な話ですよね。
以下のように日常生活の中で工夫をしながら、股関節に負担をかからないようにしましょう。
<注意点>
①痛みの出る動作は避ける
②運動をしている方⇒痛みが落ち着くまで一旦控える
③階段を極力使用しない⇒エレベーターやエスカレーターを積極的に使いましょう
④重い荷物を持たないようにする
⑤体重管理⇒1kg増えることで負担が3倍になると言われています
※日常生活に大きな支障が生じる程痛みがある場合は、
内服や杖の使用も検討してみてください。
痛みがなくなったら、炎症が落ち着いている証拠です。
炎症が再燃しないためにも、日常生活や運動等は徐々に活動量・負荷量をあげるようにしてください。
また、股関節への負担を減らすためにも、股関節周りの筋肉をきちんと使える状態にしておくことが大事です!
ストレッチや筋トレを継続して行えるといいですね(^^)