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【私の故郷】

【私の故郷】

最近は、冷え込むことも多くなりました。

私の故郷の札幌も雪が降ってきている様子です。

事務担当の石井と申します。

事務長を補佐してクリニックの事務運営に日夜奮闘しております。

過日、オベ室の業務改善を目的に人生初のオベ見学を院長先生の許可をいただき体験しました。

厳重に手洗いとマスク・キャップを装着し、専用のスクラブに着替えて緊張の中オベ室に入りました。

まず感じたのは普段よく知っている職場のメンバーが違った一面でした。

みんながピンと張りつめた緊張感、それと同時に頼もしさを感じる行動に驚きました。

ほとんど無言で、アイコンタクトで着々と準備が進みます。

整形外科のオペに最も神経を使うのは感染です。

入室する者、患者さんに直接触れる者、オペで使う機材、そして執刀医や執刀医を補助するスタッフや

オペ器具を提供する者には決められたルールに基づいて、手洗を行い不潔にならないように手分けをして防護服を着用します。

この手順が狂えば、準備はやり直してです。

用意された手術器具を覆う布にも、不潔者が手を触れたら全ての器具が使えなくなります。

自分がどこにいたら邪魔にならないのか、万が一不潔の行動をしないか緊張が走ります。

そんな中でもオペスタッフの絶妙なチームワークでオペの準備が進みます。

患者さんを消毒し、執刀の体位を造っていきます。それはそれは見事な手際の良さです。

そして院長先生のコールでオペが始まります。

毎日、毎回行われているオペでも患者さんにとっては一世一代の手術。

ミスは許されません。時間との勝負、その緊張感が私にも伝わります。

整形外科の手術は、想像以上に力仕事でもありました。

大きな音や独特の匂いもします。それにも動じることなく淡々とオペは進みます。

その間、スタッフには余裕すら感じますが無言の役割分担が進みます。

そしてアッという間に、オペは終了しました。あとは麻酔から覚めるのを待つだけです。

患者さんにとってはこれからが日常生活に戻るためのリハビリなど大変ですが、

着実に自分の足で歩いていただくための一歩が始まります。

初めてのオペ見学、圧倒されるなか無事終了しました。

今日感じたことを間接的にも患者さんに役に立てるよう日々の仕事に活かしていきたいと思います。