こんにちは!リハビリテーション部主任の鈴木です。
5月も下旬になり、2020年もあと1ヵ月で半分が終わると思うと恐ろしいですね。
本日は動きの癖、特に歩き方の癖に関してお話します。
当クリニックに術後リハビリで通っている方の中にも、
・中々歩き方が良くならない、、、
・腰や膝に変な力が入ってしまい、腰痛や膝痛がある、、、
・家族や友達に歩き方がまだおかしいと言われる、、、
といった訴えも聞かれています。
そもそも癖というのは、脳に組み込まれたものであり、意識しないと治すのは中々難しいものです。
また患者様の脳には、股関節痛で苦しんだ時の痛みの記憶は残っており、痛くなくても体重をかける事を無意識に避けている事が多いです。
その状態で「もう少し股関節に体重をかけて!」と言われても、中々難しいものがあります。
では、自然に股関節へ体重のかかる身体の使い方をすればいいんです!!
ではどうすれば良いのかというと、外来で通っている方には
「動く前・歩く前の姿勢を意識してください」とよく伝えるようにしています。
歩く前の姿勢が崩れていれば、基本的にはその姿勢のまま歩き続けます。
歩きながら歩容(歩いている時の姿勢)を修正するのは、相当に筋力が必要です。
そもそも効率がかなり悪くなるので、人間の身体はそれを嫌がります。
その結果として歩きが良くならない、余計な箇所が痛くなるといった症状が出てきてしまいます。
動き出す前、歩く前の重心の位置、足の位置、骨盤の傾きを
一呼吸おいてチェックしてみましょう!
それでも支えられなければ、必要な筋肉単体でのトレーニングが必要となりますが、
癖を治すだけでも回復していく方も多くいらっしゃいますので、意識してみるといいかもしれませんね。
当クリニックでは新型コロナウイルス感染予防として来院中の患者様対象に
電話、メールでのリハビリ相談を行っておりますのでお気軽にご連絡下さい。
電話:03-5931-8700
メール:thj.suzuki.naoki@gmail.com
※電話はかかりにくくなる事もありますので、お急ぎでなければ可能な限りメールでお願いします。
また電話での初診も承っております。
詳しくは病院なびをご参照ください。
※電話初診では初診料を頂いております。ご了承下さい。