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【中途視覚障がい老人の一言⑥】
ブログ 2014.11.02

[私の知り合いであり、尊敬する人物でもある方からのメッセージです]

[電車やバス内での優先席とは・・・?]

電車やバスの車内には、優先席と呼ばれる席が設けられています。
その優先席に座ることが可能な人とは、〔お年寄りやお身体の不自由な方・乳幼児をお連れの方・妊娠されている方等〕なのだそうです。
では、ここに掲げられた人々が、この優先席と言われる席に座ることができているのでしょうか?
電車内や駅構内とバス車内の放送に寄れば、「〔お年寄りやお身体の不自由な方・乳幼児をお連れの方・妊娠されている方等〕の為に優先席を設けております。」と流されています。
このような優先席を設けることが、〔お年寄りやお身体の不自由な方・乳幼児をお連れの方・妊娠されている方等〕の座る席を確保することに役立っているのでしょうか?
過去の時代に、阪急電鉄・能勢電鉄・神戸電鉄では、全車両の座席が優先席であったと聞いています。そしてこれを手本に、横浜市営地下鉄も全車両の座席が優先席であったようです。
それが、車両内に数席を設けるに留まり、他の席は優先ではないのが現況のようです。

私が多々利用する京浜東北線や埼京線には、各車両に6席の優先席が設けられており、朝のラッシュ時には、女性専用車両も運行しています。
これらの優先席や専用車両を設けるのは、何を目的としているのでしょうか?
数少ない優先席が設けられている為に、優先席でない席の前に、〔お年寄りやお身体の不自由な方・乳幼児をお連れの方・妊娠されている方等〕が立っても、「優先席があちらに有るのだから、私が譲ることは無い。」と考えるのか、譲られることはあまり無いのです。
優先席に関わる考え方や意見が、多くのサイトで読むことができます。そんな中の考えや意見として・・・
「優先席が設けられているのだから、席を譲る必要はない。譲るような雰囲気となった時には、寝たふりをすればよい。」
「電車の中途駅からの乗車では、空席を見つけることが難しく、始発駅からの乗車を考えて、住む所を始発駅の近くにした。そのように座って通勤できるように配慮したのに、途中から〔お年寄りやお身体の不自由な方・乳幼児をお連れの方・妊娠されている方等〕が乗ってきて、席を換われとばかりに人の前に立つ。これでは困るので、寝たふりをしている。」
このような考え方や意見が優勢のようなのです。

一方、優先席を使っている人に対してのサイトでは・・・
「優先席にお年寄りが集まり、酒盛りのように飲み食いをして、騒がしい。このような態度はどうなのだろうか?」
「優先席にお母様と幼児が座り、その前にバギーに乗った赤ちゃんがバギー上で眠っている。座席のお母様と幼児とで絵本を読み、それに感動しているのか大声で笑ったり・奇声をあげている。このような場所で、絵本を読み聞かせるのは良いが、大声を出したりせずに静かに読み聞かせて欲しい。」
こんな風に書き込まれているのです。

〔お年寄りやお身体の不自由な方・乳幼児をお連れの方・妊娠されている方等〕の解釈は・・・
★お年寄り = 何歳からがお年寄りなのか? それを本人が認めるのか? 他人が見てお年寄りをどのように判断するのか?
★お身体の不自由な方 = 一般的には身体障害者と言われる方々で、障碍者本人と健康者との間には、その解釈に違いが有ると思うのです。

障碍とは、身体の損傷・活動の制約・参加の制限等を含む包括的な用語と考えられます。
・ 損傷は、身体の機能や構造に対するものを指す。
・ 活動の制約は、個人が仕事や行動を行う際に直面する困難を指す。
・ 参加の制限は、個人が生活する中で体験する問題です。
従って、障碍は複雑な現象の相互が関係し、ある個人の身体の損傷に伴う特徴と、その人が生きる社会の特徴が、関与する関係であって、損傷や活動の制約や参加の制限等は、個人によって異なると考えられるのです。
 多くの辞書には・・・障害 =
・ 不利な条件。また、それによって生じる不利益。ハンデ。「-を乗り越える」
・ 弱者から見た強者との差。立場を不利にする条件。ハンデ。「―を克服する」
・ 機能障害(impairment)。能力障害(disability)に対し、社会的不利。
 幼児をお連れの方や妊娠されている方 = 幼児をお連れの方については、見れば誰もが理解できるでしょうが、妊娠されている方は目立つ方と目立たない方とがおられ、胸などに着けられた妊婦バッチで確認できるでしょうが、バッチを着けない方もおられるのです。

私は、65歳になった中途失明による視覚障がいの男です。
年寄りであり、障がい者として見てもらえるのでしょうか?
毎日のように、ボランティア活動で目的地に向かう為に、関東の路線を乗り継ぎ、目的地に向かい、逆送して帰宅しています。乗り継ぐ路線は中途駅から中途駅が多く、優先席と呼ばれる席の付近に乗り込めるとは限らないのです。
優先席の有るドアーの位置を知っている場合には、その位置にて乗車し、白杖で空き席を捜すのです。
ドアーを入り、優先席の方向に向かおうとしても、優先席に行き着くまでに立っている人がいて、その方向に進むことはできません。対面する優先席に向かおうとすると、やはり立っている方がいて、仕方なくドアーの近くの席脇のドアーの前にて立つこととなるのです。
幸いにもドアー近くに人が立っていなく、優先席に近づくことができたとして、ドアーに近い席の下(足下)を白杖でさすり確かめるのです。そこで白杖に何も当たらなければ、空席かと判断し、席の前側を再び白杖でさすり、それでも触る者がないときに、初めて空き座席として座ることができるのです。
ドアー近くの席の下をさすり、物に当たれば誰かが座っていると判断して、ドアー付近に立つこととなるのです。
ドアー近くの優先席に誰かが座っていても、その横が空いているかも知れません。それを捜す為に足下を白杖でさする行為をしたならば貴方はどう思いますか? 座るところを捜していると気がついても、その人が私よりも老人であるかも知れません。または妊娠された方なのかも知れません。このようなことを考えた時、ドアー近くの優先席が空いていなければ、ドアー近くの場所に立つこととなるのです。

発車して一つ一つの駅を過ぎるに従い、傍に立っていた人が下車した雰囲気を感じ、白杖にて席脇が空いたのか確認します。人がいればそのままドアー近くにて立ち続けますが、人がいなくなっていれば、席脇の手摺りに寄りかかり立ちます。

駅の停車を繰り返すに従い、乗車下車の人の流れが起き、優先席が空いたような気がすることが有るのです。
空きの状態を白杖で捜すことも可能ですが、白杖で座っている人の足下を杖で叩かれては、座っている人を追い出す結果となるように思えるのです。追い出した人が、私より年上であったり・身体が不自由であったり・妊娠した方であったならば、大変に失礼と思うのです。
結局、乗車した時に空き席を見つけ座らない限り、下車するまで座ることはできないのです。時には親切に空き席を教えて下さる方もおられ、嬉しく座ることができるのです。

電車やバスの運行に当たる企業の関係者に申します。
放送等で公表していても、モラルの低下している現在の世では、限られた優先席では、恵まれない者が席に座ることなどできないのです。過去の時代のように、「お年寄りやお身体の不自由な方・乳幼児をお連れの方・妊娠されている方等」を見つけたならば、傍の者が席を譲るような指導をするべきではないでしょうか?
 このような考え方は、老人の身勝手な考えなのでしょうか

2014年07月12日記