股関節のトレーニングは、ただ動かせばいいわけではありません。
どんな順番で行うかで、身体の軽さやケガの予防効果が大きく変わります。
では、なぜ“順番”がそんなに大切なのでしょうか?
1. いきなり動かすと、力を出す準備ができていないから
股関節は体を支える大きな関節なので、いきなり負荷をかけても、周りの筋肉がうまく働きません。
まずはやさしくほぐして動きやすくしてから、だんだん力を使う運動へ進むと、安全で効果的になります。
2. 間違った筋肉を使いやすくなるから
順番を守らずにトレーニングを始めると、
本来使いたいお尻や股関節の筋肉の代わりに、
腰や太ももの前ばかり使ってしまうことがあります。
これが続くと、腰が疲れやすくなったり、膝が痛くなったりします。
3. 身体は“正しい動かし方”を覚えていくから
体の動きは筋肉だけでなく、脳の「動かし方の記憶」によって決まります。
そのため、
- まずほぐす
- 小さな動きでコントロールを思い出す
- その後にしっかり筋肉を使う運動をする
という順番が、一番覚えやすく、フォームもきれいになります。
4. トレーニングの効果が出やすくなるから
順番を意識するだけで、
- 可動域が広がる
- 筋トレが効きやすくなる
- 姿勢が整いやすくなる
- 股関節が軽く動く
といったメリットが得られます。
■ まとめ:股関節は“段階を踏んで動かす”のがコツ
股関節トレーニングは、
ほぐす → 動きを出す → 筋肉を使う → 全身の動きへつなげる
という流れで行うと、身体がスムーズに動き、痛み予防にもつながります。
東京ヒップジョイントクリニック 理学療法士 磯﨑直道
